《階段を昇る時に左股関節が痛い!》
「足を挙げたり、階段を昇る時に左の股関節が痛い!」と仰る方が、ご来院されました。
このOさんはご紹介でいらっしゃったのですが、もう40年以上もバレエの教師を
されておられる方。
生徒さんへのレッスンでは、見本を見せなくてはいけないので、非常に困っている
ご様子でした。
通常は一番、患者さんが楽で脱力できる側臥位(横向きで寝る。)で鍼灸や整体治療を
するのですが、一刻も早く「動けるようになりたい!」とのご要望なので
より効く方法!
つまり、立って”痛みの出るポーズ”になってもらいつつ鍼を打つ。
これを行ないました。
ただ股関節に直接やっても、おそらく直ぐに戻ってしまうんですね、この場合。
診ると、その反対側の拮抗筋である内転筋、つまり内股の筋肉がパンパンでした。
ここに鍼灸治療を行っても良いのですが、さらに奥がある。
それはお腹の奥にある「大腰筋」です。
この筋肉は「ディープフロントライン」と呼ばれる筋膜連動のラインで
内股の筋肉とつながっています。
ここに鍼を当てつつ、痛みの出るポーズをして頂くと・・・・。
「痛くない!」
よっしゃー!やったぜ!!