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膝の痛みについて

痛みについて説明する前にまずは「膝関節とその動き」、「正しい膝の使い方について」を説明します。

膝関節とその動き

膝関節

こちらのイラストは右の膝関節を曲げて、正面から見た図です。膝は曲げたり伸ばしたりできますが、動かしている時に左右にずれないように外側にあるじん帯(外側側副靱帯)と、内側にあるじん帯(内側側副靱帯)によってグラグラしないように守られています。そして、膝には中にもじん帯があり、十字じん帯といいます。これは膝がひねらないように守っています。最後に関節がしっかりしたなめらかな動きと正しい動きに対してカップのような溝があります。これを半月板(はんげつばん)といい、外側に外側半月板、内側に内側半月板があります。

横から見た膝関節次に膝を横からみたイラストです。関節は軟骨(なんこつ)や半月板(はんげつばん)でなめらかに動くようですが、この関節は大きな袋(関節包・かんせほう)によって包まれていて関節液という滑りの良い機械油の役目のする液体で満たされています。
しゃがむ時に膝を曲げたり、伸ばしたりする時には周りの筋肉がしっかりと支えるため、大腿骨(だいたいこつ)が滑ったり転がったりしながら関節が動きます。
この時に、ももの筋肉が曲がってもグラグラしないようにお皿の骨(膝蓋骨)が大腿骨のみぞにしっかりと食い込んで膝の関節を支えます。

正しい膝の使い方について

膝の関節を痛めないように正しく、しっかり使うことが必要です。先ほど、じん帯や半月板、お皿の骨と筋肉の役目を説明しましたが、からだの作りがいくら正しくても、筋肉が弱くて支えきれなかったり、力が弱いのに無理な動作で動かしたり、日常生活の姿勢が悪く使い方が悪いと、じん帯や筋肉、関節が支えきれなく関節を痛めてしまいます。

さてこの写真をみてどの様に思いますか?
若い女性の可愛らしい脚(あし)を考える方が多いと思います。細くしなやかな脚(あし)で、可愛らしさをこの方は演出しているかと思います。しかし、あまり膝の関節としてはうれしいことではありません。
先ほど「膝関節とその動き」で説明しましたが、本来膝の関節は曲げたり伸ばしたりするようにしっかりじん帯や半月板、筋肉によって支えられています。
解剖学的に膝は少しだけひねることが出来ます。そして、この写真の女性のポーズは少しひねっていますね。しかし、膝をひねったまま使い続けると関節に負担がかかりすぎて関節によくありません。

先ほどの写真に線を書いて分かりやすくした写真です。
この写真を見ると、膝のお皿の骨(膝蓋骨)は内側を向いています。しかし、脚は外側を向いています。すこし専門的な言葉で説明するとknee in-toe-out(膝が内側で足が外側)といいます。

人は生まれて成長するに伴い、体から様々な刺激を受けます。赤ちゃんから子供はどのように体を使ったら良いか学習し憶え続けています。そして正しい体の使い方、正しい膝の使い方をおぼえていきます。
しかし、人の成長期は体の発達だけでなく、精神の発達があります。男の子は強くたくましく、女の子は可愛らしく表現するようになります。精神的なものは体にも影響し、小学校高学年から中学生の期間にかけて女の子は膝を内側にひねるようになる傾向が強くあります。
日本では、「昔から脚を開くとはしたない!」と、いわれましたが、日本らしい清楚な女の子を演出することを精神的に意識してこのような形に表れたのかもしれません。この傾向は海外ではあまり見られず、日本で多く見られます。人種的なものではなく、海外で生まれて育った日系人などにはこの傾向はみられません。思春期より見ら れる膝のひねり

そして、そのまま膝を内側に入れながら成長していくと脚の骨はねじれ、曲がったまま成長していきます。少し見かけの悪い脚になりますが、問題はそこではありません。
そのまま間違った膝の使い方をしていくと、将来的に膝の関節が壊れ、変形していくことになります。

脚がひねられたまま成長した脚 脚がひねられたまま成長した脚

膝が変形していくのを防ぐために正しく膝を使うことは大事なことですが、関節を安定させるためには運動も必要です。少し難しいのですが、膝の関節は曲げれば曲げるほど、安定させるのが難しく、筋力が沢山必要です。
スクワットしゃがむ運動でスクワットという運動がありますが、膝を曲げれば曲げただけ負担がかかりますので、曲げる角度(曲げ具合)は、その人の筋力や柔軟性などに合わせて運動の方法を変えます。アスリートのように筋肉が沢山ある人は片足でスクワットしたり、重りを担ぎながらしっかりスクワットをしたりします。しかし、アスリートとは違い、一般的な方は膝の正しい使い方を覚えた後で関節を痛めないように膝を曲げすぎないようにしゃがむスクワットがおすすめです。右の図のように曲げるスクワットをハーフスクワットといいますが、ここまで曲げなくて十分に膝を安定させる運動になります。45度くらい曲げるスクワット(クウォータースクワット)でも十分効果があります。

そして、体力レベルにあわせたトレーニングをする事と、体を上手に使うことが大事です。
この写真は競技をしている運動選手の写真ですが、右の選手の軸足はしっかり一直線です。しっかりと関節に負担を掛けず着地をすることができます。一方、左の選手の軸足はねじれています。筋力もしっかりしていて捻れの力を制御することができるかもしれませんが、これを繰り返していると、関節の軟骨や半月板を痛め将来膝を壊して変形したり、大きなジャンプやステップでじん帯や半月板のケガにつながったりする事になります(本当に大きなケガの場合はじん帯が切れたり半月板が割れたりします)。
プロのスポーツ選手でも間違った使い方をしてケガをされた方は沢山います。例えば、有名なサッカー選手がジャンプして綺麗なシュートを決めたにも関わらず、大きく膝をひねらせたまま着地した結果、膝のじん帯が断裂し、半月板が大きく裂けるケガをしました。結果、十分なプレーができずに引退しました。

膝を正しく使うことはとても大事なことです。これだけでは説明不足で難しかったかも知れません。分からないことがありましたら当院で説明致します。膝の痛みの悩みでしたら当院にてどうぞご相談ください。

いくつか膝の痛みの原因となるケガや病気について説明していきます。

膝関節炎

変な膝の使い方をしたり(膝に負担がかかること)、使いすぎたり、膝を使っていてひねったりすることによって膝の関節が腫れてしまうことをいいます。

症状

膝の関節が腫れて、時には膝の関節に液体(関節液)が溜まることがあります(関節水腫)。通常、関節の中には関節液があり、動きをスムーズにするために重要ですが、この時は液体が沢山たまり関節を圧迫します。液体が沢山で圧力が高いので、膝を曲げたり力を入れたりすると痛みが出ます。他にもケガをしてじん帯や関節に炎症が出た時も同様に痛みが出るので、痛めたじん帯に負担の掛かる動きをすると痛みが出ます。
どちらも、膝を動かした時(特に曲げた時)に痛みが出るので、歩くのが困難です。中にはケガなどにより腫れが強くなり、じっとしていても痛みが強い場合があります。

原因

関節が炎症を起こして腫れた状態なので、ケガなどによりぶつけたりひねった時に関節炎を起こす原因となりますが、体力が弱い方が歩きすぎたり、階段の上り下りで負担が掛かり関節炎を起こす場合があります。
使いすぎて負担が掛かるようですが、運動中に筋力が落ちてしまいちゃんとした膝の使い方ができなくなり、関節に負担が掛かるというのが現実です。
他の原因としては、細菌などが関節内に入り炎症を起こす「細菌性関節炎」などもあります。

対策と治療

ケガが原因の関節炎に対しては後で述べる項目で詳しく書きますが、炎症をお巨細内容にするために膝を正しく使うということが大切です。
治療に関してですが、一般点にはRICE処置です。
Rest(安静)
炎症が強く腫れている時は安静が大切です。無理に動かして負担をかけると帰って治るのを遅らせることになります。
Ice(冷却)
冷やす事が大事ですが、これは痛めた直後は大切ですが、痛みが長く続く場合は冷やしてはいけません。温めて治療を促進させ膝が動きやすいようにする事が大切です。冷やす事ですが、あまり強く冷やしすぎず、痛い所に熱をこもっている時に熱を取り去ってあげるくらいにしてください。
Compression(圧迫)
特に水が溜まった時にサポーターなどで圧迫することは関節の中に溜まりすぎた液体を取り除くためには大切です。そして、治っていく過程で膝を曲げて圧力を高くすると早く腫れがおさまります。
Elevation(挙上)
寝ていたり、座っている時に脚を挙げると重力により腫れが下の方にいくので、脚をしたに下げたままにせず、上げてあげてください。

全てにおいてこれが当てはまるだけではありません。細菌が関節に入り込んだ時はこの治療だけでは治りません。特別に痛い時や痛みが治まらない時や痛みが長く続く場合は医療機関に行く事をすすめます。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

ヒザが腫れて痛みを起こし、それが慢性化している場合、必ず膝関節が歪みを起こしています。
一番わかりやすいのがヒザのお皿の中心ラインに脛骨(スネの骨)が来ているかどうかです。
膝痛の方の場合99%がお皿の中心軸に対して、スネの骨が”外側”に歪んでしまっています。
理由が大きく分けると2つあって、1つは「足首の角度が歪んでしまっているから」です。
世の中の多くの方が歩行時に足の付き方が”外側重心”になってしまっています。
(良く履く靴の裏を見てください。カカトの外側がより減ってしまっているはずです。)
外側重心になる為に足の小指側が下がって、このようなすり減り方になっているのです。
それによってスネの骨が外側にねじれて行き、太ももの外側の筋肉(外側広筋と言います。)がパンパンにはってきてしまいます。
理由の2つめは「骨盤と股関節の角度」の歪みです。
90%の方が、普段の姿勢は、いわゆる”前肩・猫背”の状態になっています。
すると腰が丸まって、コアマッスルである大腰筋が内臓に圧迫されて”硬縮”を起こします。
大腰筋は股関節の小転子という部分についているため、この筋肉が硬縮して、上手に縮まなくなってくると、股関節が「外旋」しにくくなってきます。
仙腸関節(骨盤の関節)は股関節が外旋する事によって”締まって”上半身の重さを支えたり下半身の力を上半身に伝えたりすることが出来ますので、それができなくなります。
すると体の重さを「骨で支える」事が出来なくなり、常に筋肉が無理な力を使って姿勢を保たなくてはならなくなります。
その影響を最も受けやすいのが土台である「脚の筋肉」と「骨盤周り」の筋肉です。
このような状態になりますと、特に足の「前側」の筋肉と「外側」の筋肉(アウターマッスル)ばかりが使われるようになり、疲労を起こしてパンパンになります。
すると、この固くなった筋肉に引っ張られてヒザが歪んでくるのです。
鍼灸・整体ではこれらの太ももの前側と外側、そして腰回りのツボ、スネにあるコアマッスルである後脛骨筋のツボにアプローチしていきます。
これらの硬直した筋肉が弾力を取り戻す事によって”引っ張られて”歪んでいた膝関節も再び元通りになって痛みも改善していきます。

ベーカー嚢腫(のうしゅ)

膝関節炎で液体が膝裏にたまったものをいいます。腫と書いてあるので腫瘍と勘違いするかも知れませんが、問題ありません。

症状

膝の裏にピンポン球が入ったかのように大きく膨らみます。痛みのないかたがほとんどですが、腫れが強かったり、炎症が強い場合は痛みを伴ったりします。痛みが無い場合でも腫れが強いために、膝を曲げたりすると重く感じ曲げにくかったり、痛みを感じることがあります。

原因

はっきりとした原因がないかたがほとんどですが、知らない間に関節に負担が掛かった結果、腫れてくるようです。

対策と治療

まずは、問題の軽いものか重いものか調べなくてはいけないので、医療機関の受診をお勧めします。時々、ベーカー嚢腫を疑って治療していたが腫瘍だったというケースもあります。

膝に溜まった水は抜くべきか?

関節炎により膝の中に関節液(水)が溜まった時、治療するところや一般の方々より注射にて関節の水を抜くべきかどうかとの議論や意見を聞きますが、はたしてどうでしょうか。一般の方は「膝の水は1回抜くと、くせになって何階も抜かなければいけない」とか「関節の中に本来あるものだから水はぬくべきでない」などといった意見をよく聞きます。
本来、全ての関節には関節の滑りを良くするための潤滑剤である関節液は重要です。そして、人間の身体は関節に異常を感じた場合は防御反応として通常より関節液を出して保護しようとします(痛くなって関節を動かせなくなった場合も、それ以上関節を動かして悪くしないようにするためです)。しかし、異常が起きた関節の中はどうなっているのか。原因はどういうものかと調べるために必要な時があります。
関節液を注射でぬく。というのは2つの意味があります。
一つ目は「検査」のため
健康な方の関節液は適度な粘性(ねばりけ)があり、関節の動きもなめらかです。しかし、中の関節液が古くなり(通常は日常的に入れ替わっています)して、液体に粘りけがなくなり潤滑剤としての役割が果たせなくなっている時があります。その時には古い関節液を注射で抜いて、新しい関節液を入れる事をします。他にもケガなどにより関節の中が傷つき、血がたまることがあります。そして、細菌が入った時は通常透明な関節液がにごって出てきます。
二つ目は「治療」のため
関節液がたくさんたまり関節の圧力が高くなりすぎた状態だと膝を曲げることもできず、痛みも強いため日常生活に支障をきたします。余分にたまりすぎた関節液を抜く事により、圧力が通常に戻り症状が軽減します。
膝の関節液を抜く事により、楽になるかも知れませんが油断は禁物です。「水を抜く事はくせになる」というのは、膝の中に水がたまる原因がなくなってないからです。膝の使い方が悪い習慣がなくなってなかったり、関節を安定させる筋肉が弱かったり、関節の変形が激しく常に負担がかかっているため、膝の水を注射で抜いてもなかなか症状が改善しないこともあります。
もし、医療機関に受診されて膝の水を抜くということを話されましたら、しっかりと医師と相談しながら今後の治療方針を話すことをおすすめします。

靭帯損傷、半月板損傷

スポーツをされる方がよく起きますが、一般の方でもおきます。痛めやすい所は内がわにある内側側副靱帯、半月板、そして強いケガをした場合は十字じん帯も痛めます。

症状

ケガをした時は炎症が起きているために痛みを伴います。そして、じん帯を痛めた場合はじん帯による安定感が無くなるのでしっかりと歩けません。半月板を痛めた場合は傷ついた半月板がめくり上がって関節の中に挟まり、膝が動かなくなることがあります。そして、ひどいケガの場合は関節の中に血がたまります。
ケガの場合で無くても、日常的に膝の半月板に負担の掛かる動作を繰り返し、自然と半月板が傷つき、めくれ上がり膝の関節に引っかかる事もあります。

原因

ケガが原因のじん帯や半月板のケガは膝を大きくひねったことが主な原因です。ケガの段階としては内側の内側側副靱帯や内側半月板を痛め、ひねりが強い時には膝の中の前十字靭帯を痛めます。
他のケガとして激しく膝をついたり、自転車やバイクで転倒し膝頭をぶつけたりすると膝中の後十字靭帯を痛めます。
半月板を痛める他の原因としては日常的に膝をひねりながら生活をしていると半月板に剪断力(ひねりを伴う引き裂く力)が加わり、知らない間に半月板に亀裂が入ります。結果的に何かの拍子に亀裂が入った半月板が浮き上がり、関節の中で引っかかって動かなくなります。

対策と治療

予防のためには「正しい膝の使い方」をする事とスポーツをされる方は膝周りや体全体のバランスを良くするためのトレーニングが必要です。そして、日常生活でも起きる半月板のケガをさせないためにもこの事が当てはまります。
ケガをした直後は安静と適度な冷却が大切です。使えそうな物を添え木として脚に当ててヒモやタオルなどでしばって固定し動かないようにします。その後は医療機関にて受診し、ケガの程度を知ることが大切です。
治るまでの時間として様々ですが、軽いものでしたら1〜3ヶ月ぐらい。じん帯が切れて手術をした場合は日常生活まで3〜6ヶ月、運動をする場合は6ヶ月〜1年くらいかかります。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

靭帯損傷を起こしている部分に対して有効なのは、実は「お灸」なのです。
痛みを起こしている部分を取り囲むように5~6か所。
そしてその関連するツボのラインで異常を起こしているポイントを見つけ出してお灸をします。また損傷を起こすと周りの筋肉が硬直を起こしてリンパの流れが悪くなり、回復を遅らせますので、その部分にも整体によってアプローチを加えていきます。

タナ障害

膝のお皿の骨より内側のあたりの関節の袋(関節包)に痛みが出ます。症状によっては「カクカク」音がすることがあります。

症状

膝の内側の痛みです。お皿の内側の辺りにスポットがあり、指先でいじるとコリコリする所があり、痛みを感じることがあります。歩きすぎたり、ちょっと変な感じでひねったりすると膝の内側に痛みが出ます。

原因

関節を包み込んでいる袋(関節包)の中にヒダがある方がいます。これをタナといいます。日常的にひねりながら膝を使っていると、このヒダの部分をカクカク刺激が繰り返し起こった結果、炎症が起こりタナの部分が腫れているために膝の内側がカクカクして痛みが出ます。主な原因としては膝が上手に使えないために負担が掛かったことにより起こります。

対策と治療

常に正しく使うことが重要です。もし、このように痛みが出たりしたら安静をたもつようにし、負担を減らし腫れをひかせることが必要です。症状が改善しても正しい膝の使い方を継続してください。
痛みが強かったり、長期にわたり日常生活に支障が起きたりする場合には手術を選択することがあります。今は内視鏡の技術が発達しているので、手術も小さな穴を開ける程度になりました。内視鏡のカメラで腫れ上がったタナの部分を見つけて小さなシェーバー(電動ひげそりと吸引器が付いたような器械)で最小限に取り除きます。引っかかりの原因となったものが取り除かれるので症状はなくなりますが、症状が取れても正しい膝の使い方を憶えることと継続することが大切です。

膝蓋関節不安定症

膝のお皿の関節に安定感が無く、関節炎が起きやすい状態をいいます。

症状

膝のお皿(膝蓋骨)が安定しなく、フラフラしているので関節が痛みやすい状態なので、膝の安定感が無く歩くのが困難になります。炎症がひどい場合は膝に水がたまります。膝のお皿が不安定なことと、お皿を指で外側に動かすと不安感が出て嫌な感じがします。

原因

原因としては2つあります。
一つ目はお皿の骨(膝蓋骨)を内側と外側から抑えているじん帯が柔らかすぎて安定感がありません。そんな中、膝を内側にひねったりするとお皿の骨が外側に動きすぎて不安感がでます。
二つ目はお皿の骨自体が生まれつきや成長で小さく、安定感が無い事と膝を内側にひねった事で不安感が生まれます。

対策と治療

筋肉は刺激(運動)があると強くなります。そして、骨も運動などの刺激によって強く太くなります。大人に成長するまでにしっかり運動することによってお皿の骨を大きくして安定した膝の関節を作ることが大切です。そして、日常生活での膝を正しく使うことです。お皿の骨を安定させるじん帯がもともと柔らかくて安定性が内方の場合、手術によってじん帯を短くすることがありますが、膝の使い方が悪いと短くしたじん帯が引っ張られ続けることによって前の柔らかいじん帯のように戻ってしまうので、使い方に注意してください。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

お皿が不安定になっている状態とは、すなわち「周りの筋肉群がキチンと収縮できない状態」であり「弾力性もない状態」であるという事です。
ご存知の通り、筋肉は”収縮する事”によって力を出します。
そのためには、筋肉組織に柔軟性がないといけないのですが、組織が炎症などで癒着を起こしている場合、上手に収縮する事が出来ずに力が出せず、イコール”不安定な状態”となるのです。
このような場合、大腿部あるいは下腿部そして股関節回りの筋肉をよく精査して、硬直を起こして働きを失ってしまっている筋肉を探し出します。
そしてその部分に対して、癒着をはがす整体、あるいは鍼灸によるアプローチを加えて上手に筋肉が習熟出来るように回復させてあげる事によって、症状も改善してまいります。

膝蓋骨(お皿の骨)下部分の傷み(オスグット病)

成長痛

11〜12歳前後に起きやすい膝の痛みです。脛骨(けいこつ)といってすねの骨の上の部分ですこし出っ張った部分に痛みが出ます。オスグット病とも言われています。

症状

すねの骨の上の部分ですこし出っ張った部分に痛みで、押したり軽く叩いたりしても痛みを感じます。この部分は大腿四頭筋というももの筋肉が付いている部分なので走ったりジャンプ動作で痛みが出ます。

原因

成長期は骨と筋肉の成長バランスが悪く、骨の成長が早いために伸びない筋肉が筋肉の付け根であるすねの骨の部分に負担がかかります。他にも骨だけでは無く、筋肉のバランスで脚の前の筋肉だけでは無く、後の筋肉(ふくらはぎやももの後の筋肉)も柔軟性が無いために負担が掛かる時もあります。

対策と治療

成長期の成長バランスは人によって違うので、成長期に必ず起きるというものでは有りませんが、日常的にストレッチを心がけましょう。ももの筋肉が原因なので前の筋肉のストレッチをするだけでは無く、脚の前の筋肉、後の筋肉のストレッチ両方が必要です。
成長が落ち着くと負担が減り、症状が無くなる方がほとんどですが、成長バランスが悪い時に無理をして痛みが残る方もいるので、あまりにも痛みが強い時は負担をかけすぎないように安静を保つようにスポーツを休んだりして負担を軽減することが必要です。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

オスグット病を起こす直接の原因はハムストリングス及び、大腿四頭筋の異常なのですが、実はスネの裏側にあるコアマッスルである「後脛骨筋」という筋肉の炎症と拘縮が非常に大きな影響を及ぼしています。
筋肉は曲げる筋肉である「屈筋」伸ばす筋肉である「伸筋」の2つが必ずセットになっています。
ですので片一方が硬直や炎症を起こしている場合、必ず反対側の拮抗する筋肉も異常を起こしているのです。
ですのでオスグットによる痛みを起こしているスネの骨の出っ張った部分の反対側にある筋肉、そして最も深部にある後脛骨筋にアプローチしないと、改善する事は難しいのです。
(こういった表裏一体の理論を東洋医学では「陰陽」と言います。)
実際に痛みを起こしている部分の裏にある、後脛骨筋の硬直を探し出して鍼灸で緩めてあげると、表側のスネ周り、ヒザのお皿周りには、ほとんど触らずして痛みが改善してしまう事も多いです。

ジャンプ膝

お皿の骨とすねの骨をつないでいる膝蓋靭帯(しつがいじんたい)が痛くなる症状です。

症状

膝蓋靭帯に痛みがあるので、走ったり、ジャンプや着地、ストップ動作などでじん帯に強い負担が掛かる時に痛みが出ます。炎症が強い時には膝蓋靭帯を押したりした時にも痛みが出ます。

原因

使いすぎによる繰り返される膝蓋靭帯に掛かる強い刺激が原因です。

対策と治療

繰り返される強い負担を避けるために、強く踏ん張って着地やストップ動作をするのではなく、うけながしたりした柔らかい動作を憶えて膝蓋関節に掛かる負担を減らすことが必要な事と、脚の前後の筋肉ストレッチをさせて筋肉を柔らかくすることが必要です。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

膝蓋靭帯は、その上にある「大腿四頭筋」につながっており、この筋肉の慢性的な疲労や炎症を原因とする筋膜・結合組織の癒着によって靭帯が常に引っ張られて負荷がかかる状態となり、痛みを起こしています。
まずはこの部分の癒着を鍼灸によるツボ施術、整体による調整によって剥がしていきます。
それにより膝蓋靭帯への慢性的な負荷が減り炎症、痛みが軽減してきます。
さらに重要なのが「重心バランス」です。
太ももの前にある大腿四頭筋は、骨盤から上半身につながる重心バランスの狂いによって、支えるための負荷が大きく変わります。
(ちょうど、肩車をしている子供が前後左右に暴れているような状態です。)
このようなバランスの狂いを起こしているのに、いくらヒザ自体を治療してもすぐにまた、痛みが再発します。
ヒザ自体の施術に並行して、これらの重心バランスも整体施術および背骨を調整する専用の道具などを使用して、安全かつ確実に、整えていきます。

膝蓋軟骨軟化症

お皿の骨の関節(大腿膝蓋関節・だいたいしつがいかんせつ)でお皿の骨と大腿骨(もものほね)にある関節のお皿の骨の軟骨が柔らかくなりすぎて関節として機能しにくくなった症状です。

症状

腫れはあまり出ませんが、屈伸動作(かがみ込み動作)やジャンプ動作や走ったりする時にお皿の骨に痛みが出ます。

原因

原因は様々ですが、1つの原因としてお皿の骨の位置が悪く大腿膝蓋関節がしっかりかみ合ってない事があります。ももの筋肉が硬くてお皿の骨が引っ張られすぎて上に上がってしまう人がいますが原因の1つです。そして、関節がかみ合わない部分が柔らかくなり軟骨が浮き出たような状態になるのが膝蓋軟骨軟化症と言われています。

対策と治療

成長期のストレッチが重要です。そのまま放置しておくと、将来的に変形して通常の日常生活にも問題が起きてきますので、しっかりと正しい膝の使い方を憶えましょう。

ホッファ病

膝蓋骨(お皿の骨)の下の部分の痛みで脂肪組織が炎症を起こす症状です。

症状

膝蓋骨の下にある脂肪組織に炎症が起きます。少し腫れぼったくなることと、押した時の痛みがあり、走ったり階段を昇る動作で痛みが出ます。

原因

この症状が出やすい人は膝蓋骨が普通の人より小さい人に出ることが多いです。生まれつき膝の関節がしっかりできてない人や成長期に運動の刺激が少なく膝蓋骨の成長が弱い人に膝蓋骨の小さい人がおおくあります。小さい膝蓋骨で膝の安定をさせるためには骨の組織の代わりに脂肪組織で代わりをするようになります。脂肪組織は大きくなり少しブヨブヨしたようになります。歩きすぎたり走りすぎたり上り下りの動作で負担が掛かりすぎると脂肪組織は支えきれなくなり炎症を起こします。残念ながら、小さい頃より運動が嫌いであまり体を動かしていなかった人が成長期の終わる頃より本格的に激しい運動をするようになるとこの様な症状が起きやすい傾向にあります。
小さい時より様々な運動をして体の使い方を憶え、体を成長させていくことが大事です。

対策と治療

痛みがある時は負担を掛けないように安静にさせることが大事ですが、症状を起こさないように正しい膝の使い方を憶えることと筋肉を柔らかくするためにストレッチが重要です。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

小さい頃にあまり走り回ったりなどの下半身の運動を、されていない方は
太ももの前にある「大腿四頭筋」外側にある「腸脛靭帯・外側広筋」の筋力、弾力がなく上手に収縮できていない事が多いようです。
そのような方の太もも周りを触ってみると、固く硬直を起こしています。
ですので、これら太ももの前面・側面にある硬結、結合組織の癒着を緩めるポイント(ツボ・経穴)に施術を施していきます。
さらに関節は「3つの関節で1つのユニット」ですので膝関節の上下にある「股関節・足首の関節」の歪みを整体施術で整えていきます。
こうする事によって、膝蓋骨(ヒザのお皿)の中心ラインに、脛骨(スネの骨)がくるように整えられて、ヒザのアライメント(角度)が正常になり痛みも改善されていきます。

鵞足炎・腸脛靭帯炎

筋肉の付け根の部分の炎症です。鵞足(膝の内側)部分が痛くなるのを鵞足炎(がそくえん)、腸脛靭帯(膝の外側)部分が痛くなるのを腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と言います。

症状

筋肉の付け根の部部の痛みなです。歩いたり走ったりすると痛みが出ます。この膝の内側外側の部分は膝がひねったりしないように抑える筋肉の付け根なので、膝をひねりながら動かしたりすると痛みが強く出ます。

原因

鵞足炎は、普段運動しない人が子供の運動会で気合いを入れて走ったり、年配の方が歩きすぎたりした時にしっかり膝が安定しないで内側にひねったりする動作をしながら使うと膝の内側に痛みが出ることが多いです。
そして、腸脛靭帯炎は運動選手に多く、陸上のトラック競技やバスケットボールなどのサイドステップで外側に大きく踏ん張った動作の繰り返しで膝の外側の筋肉に負担がかかり痛みが出ることが多いです。

対策と治療

どちらの症状にも膝の正しい使い方をおぼえることと、筋力の弱い人は負担を掛けすぎない適度な運動量が必要です。鵞足炎になりがちな方は正しい膝のフォームでトレーニングやストレッチが必要です。そして、運動選手は体の使い方を見直し、外側に踏ん張るサイドステップを多用するような動作ばかりで無く内側にも踏ん張れるインサイドのステップも使えるよう体におぼえさせます。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

鵞足炎は臨床上、非常に多い疾患です。
東洋医学では靭帯を「1つのユニット」として診ますので、この場合もその”大元”を探っていきます。
鵞足はヒザの内側部分で、内股にある「内転筋」につながる腱・靭帯が炎症をおこしているためこの部分が異常拘縮している事が多いです。
そして筋膜(筋肉を包む膜)同士のつながりで言うと、内転筋はお腹の奥にある「大腰筋」とつながっており、さらにその上にある「横隔膜」そしてその上の喉の部分にある「肩甲舌骨筋」まで連動しています。
ですので、一見関係内容の思われがちですが、東洋医学では「ノドのツボ」を緩め、横隔膜を柔らかくし、さらにお腹の奥にあるコアマッスルである「大腰筋」へとアプローチしていきます。そうする事によって内股にある内転筋を、ほとんど触らずして、フワフワに緩んで痛みも改善する事が多いです。
(軽い場合や急性期においては、直接「内転筋まわり」に鍼灸・整体施術を行なう事もあります。)

気になる細かい痛み

皮下断裂

膝はしっかり動くし力も入るが膝の特定の部分を触ったり、正坐の時に床に当たると痛みの出る症状です。

症状

膝の特定の部分(多いのがすねの骨の上の部分やお皿の骨などの部分で膝を曲げた時に骨を感じる硬い部分)を触ったり、少し硬い物に触れると痛みが出ます。日常的に膝をつく職業や正坐をする方で床に当たると痛みが出ます。

原因

皮膚の表面を表皮といいますが、皮膚の下にある皮下組織は脂肪で出来ています。この脂肪はスポンジ状のクッションの役割をしていますが、硬い物の角にぶつけた時に皮下組織が裂けます。裂けた皮下組織は直接骨に刺激がくるようになり、骨に密集している痛みを感じる部分を刺激するので皮下組織が裂けた為にこの部分だけ過敏になり痛みを感じるようになります。
この痛みはぶつけてからかばっているときは症状が起きませんが、ぶつけた痛みが治まり忘れた頃に起きます。

対策と治療

関節の機能に問題はないのですが、皮下組織を保護するために膝をついたりする職業の方はパッドの入った膝のサポーターを付けて守ることが大切です。この事はバレーボールの選手でもクッションの入ったサポーターを使うことと同じです。それ以外の方で正坐の週間がある人はサポーターやパッドなどで痛みが出ないように保護することが大切です。
残念ながら皮下組織の断裂症状がなくなるのには裂けた組織の修復に時間が掛かるので人によっては1年ぐらい掛かることがあります。

東洋医学(鍼灸)と整体による治療法

破れた皮下組織は、癒着を起こし固くなっております。
この固くなった組織自体を鍼、あるいは結合組織の癒着をはがす整体施術で解していきます。
この場合、通常の鍼灸治療と違って、施術部位に「ツボ」は使いません。
純粋に、床などに当たると痛い部分自体に直接の施術を行なっていきます。
場合によっては、鍼を打つ前に棒灸など、跡の残らない優しいお灸によって、固くなった組織自体を柔らかくしてからアプローチする事もあります。
繰り返し行う事によって、当たる部位自体が柔らかくなり痛みも軽減していきます。
治療回数と、期間さえ守って通院いただければ比較的改善しやすい疾患です。