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鍼による手術後のキズ治療と症状の緩和

Q:手術後のキズと癒着って何ですか?

身体にメスを入れると、その傷跡部分の組織(腹膜など)に炎症が起こり、癒着します。

癒着すると血流が悪くなりますので、その周囲が硬くコリ固まって行きます。
(キズ自体の痛みは、キズの真上ではなく、左右1センチくらいのラインに出る事が多いようです。)

するとそこの筋肉・腱・靭帯・腹膜に新鮮な血液や酸素が運ばれなくなり、老廃物も溜まりやすくなるので、たちまち劣化して行きます。

それが手術後の痛み、重だるさ、頭痛、吐き気、その他訳の分からない不定愁訴の原因となっている事が多いのです。

→癒着(組織がくっつくこと)は悪い事ではありません。もし癒着しなければ切った所は永遠に切れたままなのですから・・・。
皆さんが、指を切った時の事を思い出して下さい。
血が止まった後、くっついて“カサブタ”ができますよね?言ってみれば、あのカサブタが「癒着した組織」です。
あれと同じ事が手術後の身体の中で起こっています。
ただ問題なのは、それが小さなカタブタであれば、そのままキレイに流れて行って、組織が再生されるのですが大きいカサブタの場合、何年も(あるいは何十年も)身体の中に残ってしまう事です。

Q:何年もですか?

そうです。私の所には「30年前に手術した盲腸の傷跡」が痛くて、仰向けの状態から起き上がれない方も治療にいらっしゃっています。(この方は、最初の頃は軽く傷跡に触れるだけでも、身をよじって苦しんでいらっしゃいました。)
帝王切開をしてから、3年以上もお腹の重い痛みが取れずに足を引きずって来院されるかたもいらっしゃいました。
(今ではお二人とも、全然元気になってお仕事に励んでます!!)

Q:癒着は、ほっといても取れないの?

軽い癒着や小さなものなら、時間がたてば流れてしまって、組織が元通りキレイに再生されます。
しかし、大きいものはそうは行きません。
ずっと身体の中に残っていて、様々な慢性病の原因になったりします。
(腰痛や頭痛、お腹や股関節、膝の痛みなど関節などに出る場合以外にも、蕁麻疹など皮膚に出る事もあります。
特にヘソ周りの傷跡は、皮膚の問題に出るそうです。これは私の知り合いのアメリカの鍼灸師が言ってました。)

Q:問題があるかどうか見分ける方法は?

《施術前の傷跡の状態》

まずはキズ周りを押してみて嫌な痛みや、シコリが無いか確かめてみてください。
(押しての痛みは、治療していくと、ほぼ90%~100%取れます。)
あとは「キズの色」です。
血液の循環不全がある場合は、茶色~黒っぽくなっています。

Q:どのようにして治療していくんですか?
《施術後の傷跡の状態》

キズの周りとその奥の癒着をはがすように、鍼を打って行きます。
痛みが強く敏感になっている方は、整体や、手によるツボの反射を使って癒着をはがすマッサージ(スライドマッサージ)により治療を進めて行きます。
症状が良くなるにしたがって、傷跡の色も薄いピンク色から肌色になっていきます。

Q:良くなるまで、期間はどれくらいかかりますか?

きちんとした結果を得られるまで、大体3カ月~半年ほどかかります。
ただこれは治療スパンを短くして頂ければ、短縮できます。
(痛みが先に取れて、後から色が薄くなっていきます。)
どの治療もそうですが、癒着の深さやキズの状態によって個人差が大きいので、期間に関しては一概に言う事はできません。ですので、大体それくらいをみて頂くと良いと思います。
詳しくお知りになりたい方は、是非一度当院にお越し頂き、無料カウンセリングをお受けください。


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