エイズは、HIVウイルスに感染して起こります。感染しただけではほとんど症状が出ないので、本人に自覚が無いという非常に厄介な病気です。
感染しても、せいぜい20〜30%の人が2〜3週間後に軽い発熱や喉の痛み、リンパ腺の腫れなどといったインフルエンザに似た症状が出る程度で、やがてこれも勝手におさまってしまいます。この時期に体の中に免疫抗体ができ、その人はHIVウイルスのキャリアになってしまうのです。
HIV感染の特徴として、この状態(発症するまで)がかなり長く続くということが挙げられます。早い人では1〜2年で出ることもありますが、平均すると発症までの期間は10年ぐらい
なのです。
平均的なキャリアの場合大体7〜8年ぐらいで徐々に免疫力が落ちていき、HIVが再び 血液中に現れて下痢や体重低下などの症状が出てきます。これらの症状は『エイズ関連症候群』と呼ばれています。
そして、10年目くらいになると普通の人ならまず人体には影響を及ぼさないレベルの細菌や真菌、原虫などにも病気を引き起こされるようになります。これは『日和見感染』と呼ばれるもので、さらに悪性腫瘍や脳障害などが見られる場合もあり、
最終的には死に到ります。
エイズに関しては今現在有効な治療法は見つかっておりませんが、抗HIV薬の投与や適切な健康管理など、発症を遅らせる手立ては色々あります。
他の人への感染の拡大を防ぐためにも、少しでも身に覚えがあり、「もしかしたら」と思ったら、勇気を出して早めに病院に行って検査を受けましょう。
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