< かかりやすい人種 >
糖尿病になりやすい体質は、実は人種によってはっきりと違います。
世界でもっとも 糖尿病になりやすい人種はナウル島のミクロネシア人とアメリカのピマインディアン。彼らは境界型の糖尿病を含めると、人口全体の60%が糖尿病です。そして日本人はというと、世界的に見ると、残念ながら糖尿病になりやすい人種のようです。
そもそも日本人は穀物中心の食生活(デンプンの代謝が主)を続けてきたため、インシュリンの分泌は少量で済み、インシュリンの分泌量が少ない体質になったのです。肉食中心の人種は動物性脂肪(飽和脂肪酸)を大量にとるため、インシュリン抵抗性
(インシュリンが体の中で働きにくくなる)は高くなる傾向があります。そのために、それに対抗してインシュリンを大量に分泌するようになったのです。
したがって、欧米人の糖尿病ではインシュリンの抵抗性が高い事に、病気の原因が由来するのに対し、日本人の糖尿病ではインシュリンの不足による糖尿病が多いそうです(最近は食生活の
欧米化にともなってこの違いはなくなりつつあるようですが)
。
また、インシュリンは余ったブドウ糖を脂肪にする働きがあります。欧米人の場合はインシュリンがたくさん出ているので、過剰なブドウ糖はセッセと脂肪に変えてしまうために肥満になりやすくなります。日本人はインシュリン自体が不足しているため、肥満になる前に糖尿病になりやすいのです。
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