これまでBCGなど予防の徹底によって減少していた結核の罹患率が平成9年から増加傾向にあるようです。
特に高齢者の10万人あたりの罹患率は70〜79歳で87・2、80歳以上では130・1という非常に高率になっています。
さらに高齢者の結核は呼吸器症状を訴えずに「全身倦怠感」「体重減少」「食欲不振」を訴える事が多いため、結核と診断しにくく、部検をしてはじめて分かる事も少なくありません。また完治したと思っていても、老化や糖尿病、肝硬変、がんなどにかかって免疫力が弱まると、長年にわたって抑えこんでいた結核菌が再び活動をはじめます。手遅れになったり、集団感染を引き起こさないようにするためにも(結核菌はインフルエンザウイルスなどの「飛沫感染」とは違い「空気感染」するので広範囲に広がりやすい)、微熱、咳などの症状が2週間以上続くようであれば、単なる風邪であると思い込まずに検査を受けてみる事をお勧めいたします。
○結核の治療は、主に抗菌剤を中心とした薬物療法で約2〜3カ月入院し、菌の消失後は3〜6カ月ほど通院をして服薬を続けます。(入院についてはケースバイケースで必ずしも必要ではありませんが、タンの中に菌が見られ他の人に感染させる恐れのある場合は菌が消えるまで隔離入院されます。)
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