| 鍼の治療について |
06/06/10UP |
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鍼の治療はどのようにして人を治しているの? |
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東洋医学では全身の経絡(けいらく)には気・血・水(き・けつ・すい)がめぐっており、それがとどこおった状態が「病(やまい)」と考えます。そして身体の気、血、水の調和がとれている状態を健康と考えています。患者さんが痛みや凝りなど何らかの症状がある場合にはこのバランスが取れていない状態であるとして、鍼や指でツボに対して何らかの刺激を与えて整えることによって治療を行うのです。このバランスの取れていない状態は生命エネルギー(気)が足りなくて病気になっている「虚」と、逆に多すぎて悪い気(邪気)が増えすぎておかしくなった状態の「実」の2つに分けられます。 |
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なぜ鍼をツボに打つのかと言うと、身体内部に異常が生じますと、それと関係するツボ(経穴)に異常反応(主にこりが多い、その他にも押して痛みがあったり、異常にくすぐったい部分が出てくる)が現れます。そのツボに針を刺し、刺激を与えますと、自律神経(つまり交感神経と副交感神経)を介して、生理機能が調整されます。結果として自然治癒力(自分自身の中に本来持っている健康になろうとする力)が高まり、不快な諸症状が改善されてきます。またツボの部位には神経の末端組織が密集して存在していることが多いのです。よってその他の場所よりも神経が反応を起こしやすいために、より効果があるわけです。針治療による身体の反応性はツボ以外にさした場合のコントロ−ルと比較検討した結果などをみると大きな違いがあります。(ここで気を付けたいのは、“ツボ”は全員が同じような固定された位置にあるのではなく、人によってそれぞれ微妙に位置が違う、という事です。ここを上手に行うのがプロという訳です。) |
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なぜ鍼を打つと痛みが軽くなるのかといいますと、私たちの体には、鎮痛の作用があるモルヒネと同じような効果を持つ脳内物質であるエンドルフィンがあります。鍼を打つことによって神経を介して、この内因性モルヒネであるエンドルフィンが増加するのです。そのために痛みが軽くなると考えられています。 |
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体の異常な反応を起こしている場所(ツボ)に鍼を打つと体表の知覚神経を介して刺激が伝わり、神経の反射が起こって自律神経が調整されます。それまで緊張を表す交感神経が優位だったのが抑制され、次第に眠るときやリラックスしているときに働く、副交感神経が優位になってきます。このことによって眠くなるのです。また副交感神経は、心臓や消化器官、血液循環、などが潤滑に働くように指令をだしてくれています。よって全身の血行も良くなり体が温かくなって、ちょうど温泉に行ったときのようなポワーンとしたような気持ちの良い状態になるわけです。 |
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