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健康コラム  
  【No27】

アルカリ食品を食べると身体がアルカリ性になる?


07/11/03UP

 酸性体質は身体に良くないから、アルカリ性食品を食べて身体をアルカリ性にして健康になろうとよく聞きますが、これは正しくありません。食品の酸性・アルカリ性は、食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液を調製し、その水溶液が酸性かアルカリ性かで分類されています。この検査では食品を燃やす際、700℃以上の高温で急激な酸化反応を起こすため、体内で進行するエネルギー生産プロセスとの類似性は低いですし、理論としても燃焼によって食品を酸化させれば、体内に蓄積される「燃え残りの量」を推定できるのではないかという仮説に基づくものです。そもそも人間のエネルギー生産と物が燃える場合とはシステムが違いますし、食品によって体のペーハーがどちらかに傾く事はありえません。
 食品が人体に与える影響は、含まれている元素の問題ではなく、含まれている化合物の問題です。例えば、食塩(塩化ナトリウム)は生命活動に欠かせない化合物ですが、金属ナトリウムや水酸化ナトリウムは同じナトリウムの化合物であるにもかかわらず猛毒です。このような観点から考えれば、燃焼という化学反応を経た灰から食品を分類するのは妥当ではありません。

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