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“利き腕”というのは人間だけにあるものであって、チンパンジーやゴリラには、明確な利き腕がありません。これは右手の機能を司る左脳の方が、左腕を司る右脳より先に進化したためです。つまりヒトは左脳が発達することによって言語や論理的思考ができるようになり、猿などと明確な違いができたのです。
これは現代人の祖先であるクロマニオン人の頃に現れました。この左脳が進化した猿(つまり右利き)が圧倒的に生存競争に有利になり、子孫を増やしました。(論理的な思考ができるようになったおかげで、獲物を取るための道具などを工夫するようになり、よりたくさんの獲物を効果的に狩ることができるようになったのです。また“言葉”を使えるようになったおかげで、情報伝達能力も飛躍的に上がったのですね。これは集団で狩をするのに大変、有利に働きます。)
ちなみに“左利き”についてですが、右利きの猿が増えると今度はその子孫には、ごく一部の者に変異が見られます。その変異によって今度は左右が逆転した左利きがうまれました。これは確率的には、「利き腕のない猿」から「右利きの猿」があらわれるよりも、はるかに簡単な遺伝子の変異によって産まれるので十分にありえることなのです。(全ての生物の遺伝子は常にあらゆる可能性を模索していると言えるでしょう。)
現在の世の中では比較的“言語(情報伝達)能力・計算処理能力 ”に優れ“論理的思考”が出来る者がより生存競争に有利と言えるかもしれませんが、時代が進んで“直感・ひらめき・感覚“や“イメージ・感情“に長けたものが、有利な世界に世の中が変化していった場合、「適者生存」の法則が働いて今度は逆に「左利き」の人が増えるかもしれませんね。 |